あなたも誰かに対して
「こう言えば、傷つくだろう。」
という言葉を、言ったことがあるかもしれません。
こういうときって、
「自分は苦しかった。なんでわかってくれないの?」
「わたしばっかりがつらい目にあって、苦しくて。
なのに、あの人は、幸せそうで。許せない。」
「ひどい目にあえばいい。」
「つらい思いをすればいい。」
「私がどんなに苦しかったかわからせたい」
ちょっと言葉は悪いですが、
こんなふうに、
行き場のない怒りを、言葉にして、送り出すこともあるかもしれません。
で、今日は、言葉にしてしまったらどうすればいいかを、お話したいと思います。
◆人に憎悪をむけて暴言を吐いてしまった・・。それでも幸せになれる?
【ゆうさんとメリーさんからのご相談】
ゆうさんから
裏切られた元カレに対して言いたかったことを、言ってとてもとてもスッキリしました。乗り換えられて苦しかった3ヶ月が、報われた気分でした。
ただ、あのような言葉を人に投げかけてしまったという事実がある上で、「自分が幸せになる!!!」と前のように思えるか不安になってきてしまいました。私は、このことをきっぱり切り離して、幸せになると信じることができるでしょうか?
メリーさんから
会社の先輩がいつも自分を下に見ているのがわかって、くやしくて、おもいっきり先輩に先輩がどんなにひどい人か、自分が傷ついているかを、メールしてしまいました。それを部の全員にCCで送ってしまった。
あとから冷静になって考えたら、先輩を負かせてやりたい、謝らせたい、自分が被害者といいたいのがはっきりわかりました。悲劇のヒロインになりたかったんだと思います。
先輩に言って、部の人にわかってもらえてすっきりしましたが、人に半端ない憎悪を向けた私は、これからこの憎悪を人から向けられるのでしょうか?心配になってきました。
お二人ともとってもつらかった自分の気持ちを言うことで、すっきりしたのが伝わってきました。
でも、不安になってしまっていますね。
これ、「やられたらやり返す。」攻撃の思考のひとつですが
攻撃の思考を送り出すと、また、自分に返ってくるのを知っているから、不安になってしまうのですよね。
どんなにきれいな言葉を使っても、
心の奥では、コントロールできない怒りの気持ちが暴れているときは、
戦って、「勝ってスッキリ!」
「どうだ ざまあみろ!」
っていうドロドロしたブラックな気持ちがたっぷり・・・。
これは
あなたが上になったときに感じる気持ちのひとつ。
つまり、この時は、相手を下に見ています。
攻撃の思考も
上下の思考も
思い通りにならなくていやな思考も
送り出しています(^^;)
ここもわかっているから、ちょっと心配になったのだと思います。
こんなブラック思考満載の自分がわかったときは、どうすればいいでしょうか?
◆これからどうしたいか考える
暴言を吐いてしまったも、後悔した言葉を言ってしまったも、悪意を持ってやり負かせてしまったときも、結論からいうと、あなたは大丈夫です。
未来は自分でコントロールできます。
ただ、そのままの思考を送り出していると、
場面を変えて、場所を変えて、人を変えて、事柄を変えて、
同じようにあなたが あるときは上になり、ある時は下の現実を味わうようになります。
これは嫌だと思いますので、これからはどうしたいかを、決めていきましょう。
もう、こういう現実は味わいたくないのだったら、攻撃の思考を送り出すことを、どうしたいか、は決められると思います。
思考は送り出したら、現実として戻ってくるので、あなたが攻撃の思考を送り出さなくなれば、人から攻撃されることもなくなってきます。
今までの現実は、過去であり、経験したこと。
経験から学んだことがあったら、たくさん書き出して、現実を通して自分の思考を教えてくれたことに感謝しましょう。
そしてあなたにとって、必要ある思考と必要ない思考を分けてみましょう。
◆<まとめ>人に憎悪をむけて暴言を吐いてしまった・・。それでも幸せになれる?
あなたは、あなたの人生の主人公です。あなたは幸せになれます。
今までは過去。
心配の思考を送り出せば、「心配が好き」と潜在意識に伝わり、いつも心配するような毎日を受け取ります。
誰かに、自分を認めてもらうには、自分自身で、ちいさなことでも、自分の行動を褒めてあげることです。
たとえば、
・朝ちゃんと起きられたこと。
・ご飯をおいしく食べること
・「ありがとう」と人に言えたこと
・笑顔の出し惜しみをしていないこと
こんな自分のことも、褒めてあげましょう。
自分に自分が優しくしてあげられれば、認めてあげれば、周りからも優しくされて、認められるあなたになります。
後悔したことも失敗したことも楽しかったことも、うれしかったことも過去であり、経験したことです。
経験から学んだことを次の自分の毎日に活かしていきましょう。
そして、これから受け取りたい現実のことを考える時間をたっぷりとっていきましょう。